大阪エキスパート

■西成区天下茶屋の孤独死現場の片付け

2019年01月28日

お布団の中で病死されたお部屋の片付け

「孤独死した親族のお部屋を急ぎ片付けてほしい。大家さんから今月中に退去するように言われているのでお願いできますか?」とのお電話でした。

今月は残すところあと4日です。ご親族様が忙しいお仕事の合間にお問合せしてくださり、見積日をお約束しました。依頼者様もこのお部屋に行くのは初めてなので、どの程度の家財量かもまったくまからない、とのことでした。

実際お邪魔してみると、日の当たらないカビのような臭いがする、そこは時間が止まった空間、といった感じでした。ここで本当に人が暮らしていたのか?幸いなことに、発見が早かったのでご遺体の傷みはなかったそうで、確かに臭いや床までの汚れもありませんでした。

汚れた寝具を二重のビニール袋に詰めて密封しテープでしっかりと閉じます。小さなタンスや押し入れの中のプラケース、1人用の冷蔵庫とガスコンロ、細々とした日用品をゴミ袋につめてトラックに積み込みました。2トン車に半分にも満たない、本当に僅かな荷物でした。

昨今、お一人で亡くなられているいわゆる孤独死が後を絶ちません。古いアパートや文化住宅でひっそりと暮らすご高齢者の多いことには驚かされます。正に高齢社会です。もっと地域で見守りのシステムを作り上げて把握しないと、ますます孤独死や孤立死は増えて行くことでしょう。

他人の世話になりたくない、頑なに施設への入居を拒まれることもあるようですが、親御さんのことを思えば何としても説得して、安心で衛生的な環境に移り住んで頂きたいものです。ご子息は離れて暮らす親への関心をもっともつべきですし、親御さんのちょっとした変化に気づくことに努めるべきだと思います。

 

孤独死されたお部屋の片付けもお任せください。

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