■住之江区北加賀屋/遺品整理
2019年03月01日
気持ちの整理が済み、ご遺品の片付けを
「遺品整理」のご依頼といえば、お電話下さる大半はシニアのお客様、受けるこちらとしてはその親御さんである高齢者様のご遺品だと決めつけていました。
私「ご遺品の整理でございますね」
お客様「はい、亡くなった息子の部屋を明け渡すので片付けて欲しいのです」
今回は逝去された親御さんの遺品ではなく、息子さんの遺品整理でした。
お見積日を約束し、後日現場に伺いました。1DKのお部屋は几帳面に整えられていました。お祖母ちゃん子だったことから、お年寄りに寄り添う仕事がしたいと、福祉を学ばれ介護施設に就職されたそうです。
兎に角高齢者のお役に立ちたいという想いで過ごされていたそうです。ご両親は息子さんと同居を希望されていましたが、職場までの通勤を考慮してここに転居されたそうです。
その矢先、バイクでの仕事帰りに不慮の事故に遭われ帰らぬ人に…
亡くなられてしばらくは何も手が付かず、お部屋の片付けをしようという気にはならなかったそうです。
交通事故による死亡者数は、警察庁が保有する1948年からの統計においては昨年が最少だったとあります。にもかかわらず…事故というのは交通事故に限らず、いくら自分が細心の注意を払っていても避けられないことはあるのですね。
故人のご冥福をお祈りいたします。