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ご高齢者の一人暮らし 高血圧には注意して下さい

2017年11月07日

 

内閣府の平成29年版高齢社会白書によると、65歳以上の一人暮らし高齢者の増加は男女ともに顕著です。1980年には男性約19万人、女性約69万人、高齢者人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%でしたが、2015年には男性約192万人、女性約400万人、高齢者人口に占める割合は男性13.3%、女性21.1%となっています。

健康長寿であればよいのですが、高齢者になるとどこかしらに不調があるものです。中でも、高血圧で血圧降下剤を常時服用されている高齢者は多いようです。厚生省の調べによると、60歳代では60.4%(56.7%)、70 歳代では68.9%(64.9%)と高齢になるほどに高血圧患者は増加しているのです。

高血圧を放置しておくと、脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる病気を引き起こすこともあります。これからの季節は、温度差などの影響で、脳卒中や心臓病を起こしやすいと言われています。特に気を付けて頂きたいことは、入浴やトイレです。リビングから寒いトイレへ行く、寒い脱衣所から熱いおふろに入るなど、急な温度の変化は高血圧の方には命取りになることがあります。トイレにヒーターを置く、風呂場はシャワーであらかじめ室温を上げておく、脱衣所にもヒーターを置くなどして注意をしなければいけません。

昨年、西成区津守で単身ご高齢者の死亡現場を片づけに行きました。孤独死や孤立死ではありませんでした。ご近所の高齢者様と仲良しで、亡くなられる数日前、一緒に飲みに行かれてたそうです。「突然のことで驚いた」と仰っていました。依頼人である息子さんも時々来ては、部屋の片付けをしてあげていたとのことで大変ショックを受けておられました。「まさか自分の身内が…」

こちらのご高齢者様は、高血圧だったそうです。詳しいことはお伺いしませんでしたが、もしかしたら脳出血による突然死、だったのかもしれません。お風呂場やトイレで死亡される高齢者も少なくありません。高齢の親御さんと離れて暮らしているあなた、「連絡がないのは元気な証拠」これは、高齢者にはあてはまりません。どうかマメに連絡を取る、様子を見に行くなどしてあげて下さい。

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